映画感想 トイ・ストーリー4 ネタバレ自重版
7月15日
トイ・ストーリー4を鑑賞してきましたので、その感想を綴りたいと思います。
こちらの記事では、ネタバレは抑えめで参ります。
「ネタバレOK」という方も、先にこちらを読んで頂ければ幸いです。
シリーズ完結編として銘打たれ世に放たれた「トイ・ストーリー3」からはや8年、突如「3の続編」として姿を現した「トイ・ストーリー4」。
「あなたはまだ、本当のトイ・ストーリーを知らない」というありきたり...もとい、スタッフの絶対的な自信を窺わせるキャッチコピーを据え、公開前までに大きな注目を集めていました。
「意義がなければ続編は作らない」というのがモットーのはずのピクサーが、なぜ急に続編を作る気になったのか?そして、改めて最終作としてアナウンスされた本作は、どんな物語を紡ぐのか?様々な疑問を浮かべながら、本作は公開の時を迎えました。
さて、いざ公開されたと思ったらあらビックリ。映画レビューには賛否両論の嵐が巻き起こっていました。
なんだかんだ言って「まあピクサーだし大丈夫でしょ」という安心感があっただけに、驚きの結果です。
一体なにがレビュワーに不満をもたらしたのか?ネタバレに触らないギリギリの部分の情報を断片的に得ながら、その謎を解消すべく私も本日ついに本作鑑賞へと向かいました。
私の最終的な感想を言うと、「ああ、そりゃ賛否両論になるわ」というものでした。
「想像を超える結末」。それがなにを意味していたのかが分かると、なんだかモヤモヤした気持ちになりました。
たしかにラストは衝撃的でした。
なにが、どう衝撃的だったのか。本作の評価はそこで決まると思います。
この点については、ネタバレ解禁版で詳しく書いていこうと思います。
個々の部分で見ていくと、アニメーションに関しては確かな「進化」を感じました。
初代作「トイ・ストーリー」は、1995年当時としてはありえない高クオリティな映像が評価され、24年前の作品でありながら現在でも十分鑑賞に耐えうるものでした。
本作では、その初代作の唯一の懸念であった「おもちゃたち以外、特に外の風景のリアリティが薄い」件について、ものすごく改善されていたと思います。
雨の降るカットはもはや実写と見紛うレベルです。
まだ極まるかピクサー。映像面は見ていてまったく飽きません。
新キャラクターたちも大活躍してくれます。
一方で、既存キャラクターたちに関してはちょっと活躍少なめだったかな?という印象。
新キャラクターを立てるため仕方なかったとも言えますが、なんだか少し残念でもあります。
注目はやはり新メインのフォーキー。
その「おもちゃ」とよぶには疑問符がつくような外見や、登場早々ゴミ箱に走ったりしばらくの間ずっと「僕はゴミだ〜」と言い続けており、存在感は抜群で、それでいてなぜかイライラしない。
そんな彼がウッディと共にいることでどう変わっていくかも必見です。
また、トイ・ストーリーではお馴染み(?)のドッキリ要素も存在。
...しかし、いかんせん回数が無駄に多く一回の衝撃は少ないかもしれません。
ただ、自分の近くにいたお子さんは映画中にそのシーンが原因で泣き出しちゃってました。ヒエっ。
...と、ネタバレなしで行くとこのくらいでしょうか。
なんにせよ、気にいるかどうかは本当に「その人に委ねられる」というくらいのもので、「おすすめしない」とは断言しませんし、かといって「絶対面白い」とも言えません。
ウッディが最後に下した決断とは。そして、それは正しいことなのか。このあたりの感想はまさしく千差万別、故に賛否両論。
とにかく気になるという方は、ぜひ劇場へ足をお運びください。
次はネタバレ解禁版をあげます。→映画感想 トイ・ストーリー4 ネタバレ解禁版 - 暇人による無駄に長い映画感想